緑内障の点眼療法とレーザー虹彩切開術とは

緑内障の治療方法について

薬物療法(点眼療法)

繰り返しとなりますが、いったん緑内障視野欠損を起こすと元の状態に戻すことはできません。
したがって、緑内障の治療目的は、視野や視力を改善することではなく、視野欠損をそれ以上進行しないよう抑えることが中心となります。

緑内障の薬物療法では、点眼薬で眼圧を下げて視神経にかかる圧力を軽減させます。

眼圧を下げる点眼薬は大きく分けて2つのタイプがあり、房水の産生を抑えるものと房水の排出を促すものになりります。

緑内障の種類や症状の程度により点眼薬処方されます。
点眼薬は必要に応じて複数の種類を組み合わせたり、内服薬を併用することもあります。

緑内障は一度発症してしまうと一生眼圧のコントロールをしなければならない病気ですので、しっかりと医師の指示を守って、根気強く治療を続けていくことが大切となります。

レーザー虹彩切開術(LI)

レーザー虹彩切開術(LI)は、原発・続発閉塞隅角緑内障の瞳孔ブロックに対しての治療方法となります。
まず、点眼麻酔を行い、専用のコンタクトレンズを装着してレーザー照射をします。
片側で瞳孔ブロックの症状がある場合には、もう片側の眼も瞳孔ブロックを起こす可能性が高いので、その場合には両側の眼を予防的にレーザー治療をします。

レーザー虹彩切開術(LI)の費用

保険種別医療負担額自己負担額
前期高齢者1割負担片目7,000円程度
両目14,000円程度
後期高齢者2割負担片目14,000円程度
両目28,000円程度
健康保険3割負担片目21,000円程度
両目42,000円程度