糖尿病の原因

原因は活性酸素にあった!体内にできる活性酸素が糖尿病に繋がる理由
糖尿病は様々な原因により進行します。糖尿病自体が生活習慣や加齢により血管の老化を指すため、極論をいうと年齢を重ねるだけで糖尿病は進んでいきます。しかし、人の生活の中には糖尿病を加速度的に進める危険因子があります。

それが活性酸素なのです。
今回の記事では、活性酸素が糖尿病の原因となることについて解説します。
糖尿病の原因を知ることで、リスクの少ない生活を送ることができます。

糖尿病の原因

糖尿病は、その原因により大きく4つに分類されます。

糖尿病の4つの原因
  • 1型糖尿病
    ウイルス感染などの自己免疫疾患により、インスリンを作る膵臓の細胞が壊されることで、インスリンが作られなくなり、糖尿病になります。子供など若い方に多くみられます。
  • 2型糖尿病
    遺伝的な体質に加えて、食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣や加齢によって発症する糖尿病です。インスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなります。
  • その他の糖尿病
    遺伝子の異常や、慢性膵炎などの他の病気、またステロイド剤の内服など薬剤が原因で起こる糖尿病です。
  • 妊娠糖尿病
    妊娠中に発見される、糖尿病には至っていない糖の代謝異常のことを言います。肥満、高齢妊娠、家族に2型糖尿病がいる方に起こりやすいとされています。

糖尿病の原因は4つあり、発症する時期にも差がありますが、一度糖尿病と診断されると、進行を早めてしまう要因として活性酸素があげられます。
活性酸素が増えることで、インスリンを分泌するすい臓のβ細胞を傷つけてしまい、血糖値を下げるインスリンの分泌量を低下させてしまいます。また、ブドウ糖をエネルギーに変える細胞内のミトコンドリアが、活性酸素により弱ってしまいブドウ糖を取り込む働きも低下し、糖尿病が進行してしまうことに繋がります。

活性酸素とは、電子が1つ少ない状態の酵素です。電子が少ない活性酸素は他の細胞から電子を奪い取ることで安定しようとするのです。
そして、電子を奪われた細胞は本来の働きができなくなります。
つまり、活性酸素から電子を奪われたのがインスリンを分泌するすい臓を構成する細胞であれば、そのことだけですい臓の細胞が弱くなり、最終的にインスリン分泌の低下に繋がり、糖尿病が進行してしまうのです。

これが、活性酸素が糖尿病の原因となる仕組みです。
生活習慣ストレスにより体内に活性酸素が増加すると、それだけですい臓が衰えていくことになるのです。
糖尿病は心筋梗塞や脳卒中といった重大な病に繋がります。
活性酸素の増加の危険性がいかに高いかがわかるはずです。

[aside] まとめ
糖尿病は、日常の活性酸素をはじめとした様々な要因により進行していきます。加齢により細胞が老化していくこと自体は防ぐことができませんが、日々の生活を見直すことで糖尿病を進行させる活性酸素の増加を避けることができます。

糖尿病は心筋梗塞、脳卒中などの命に重篤な危険がある病気に繋がる恐れがあります。そのため日々の生活を見直し、細胞を健康に保つ必要があるのです。
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