ジストニアの検査内容と病気の特定方法について

ジストニアの検査と診断

ジストニアの検査内容と病気の特定方法は次のとおりです。

CT検査でジストニアの確定診断をします。

身体の内部にX線照射を20分ほどして身体の内部の輪切り状の断層撮影をして、撮影した画像を元に診断をします。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行うので、ヨードアレルギーのある方はあらかじめ医師に伝えてください。

磁気を使用しないので体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査はできますが、X線を使用した検査のなのでごく微量ながらも放射線被爆をうけます。
食事制限が必要な場合もあので事前に確認してください。

血液検査で病気の有無を確認します。
採取した血液を遠心器にかけて、血清（上澄み部分）の液体成分を調べます。

肝臓や腎臓などの臓器の状態と栄養状態を確認することでその他の病気があるか判断します。
血液検査では、血液中の白血球・赤血球・血小板の数を調べることもあります。

遺伝子検査でジストニアの確定診断をします。
遺伝性のジストニアはCTスキャンや血液検査から異常がみられないことが多いので、遺伝子検査で原因の特定を行います。

病気の特定などが難しい場合には、遺伝子による感染症や悪性腫瘍などの病態を推測したり、異常な遺伝子の検出により病気の診断をします。

検査材料は血液や尿以外にも、唾液・喀痰・咽頭・骨髄・便などもあります。
遺伝性のジストニアが疑われる場合に遺伝子検査が行われますが、一般的に費用が高く検査結果がでるまでに時間がかかることが多いです。