狭心症の診察の流れと治療方針とは

狭心症の診察と検査

「狭心症かもしれない・・・・。」と思って医療機関を受診した場合、どのようなことをするのでしょうか。
主に次のような流れで問診や検査を行い、一人ひとりに適した治療方針を立てていきます。

正確な申告がポイント

狭心症の診断は、患者自身の説明から始まります。

発作の頻度や、起こる時期なども大きなポイントになってきます。
これらは重要な情報ですのでと伝えましょう。
狭心症の危険因子と下記以外の他の病気がないかも尋ねられます。

糖尿病の特徴

問診と同時に、基本的な血液検査や血圧測定をするのが一般的です。
試験的にニトログリセリン（血管拡張薬）を舌下投与することもあります。
発作時の痛みが3分足らずで軽くなれば、狭心症の可能性が考えられます。

狭心症の治療について

ベストな治療法を選択

問診で狭心症が疑われたら、次は検査をします。
狭心症は、発作が出ていない安静時の心電図検査だけでは正確に判断できません。

そこで、必要に応じて検査を行い、詳しい状態や進行度を調べます。
最新のCT検査機器では0.5mmずつスライスして撮影することが可能です。

最後に検査結果をふまえ、内科的治療にするか、外科的治療が必要かといった、具体的な治療方針を決めていきます。

狭心症は放置すると心筋梗塞に進行する可能性があるため、適切な治療法を選択することが重要です。

死の恐れがある心筋梗塞の特徴とは

医師任せにせずに、患者さんもそれぞれの治療法のメリット・デメリットを良く知った上で、十分納得して治療に取り組むことが大切です。