肌に優しい入浴法と注意するポイント

循環風呂(24時間全自動風呂)はダメ

入浴の仕方は重要で、シャワーだけではいけません。
ぬるめのお風呂にゆっくり20分ぐらい入っていると、毛穴が開いてきます。

アトピーの人は汚いものが浮いてきますので、外に出てぬるいお湯で軽く洗いましょう。
その際は熱いお湯は刺激を与えるのでやめましょう。

お風呂に入った瞬間は毛穴が全て閉まっているので長く入るために半身浴に近い形で胸のあたりまで浸かるようにしておくと良いでしょう。
そして洗った後にまた入るときは肩まで浸かるようにすると良いでしょう。

出るときには開いた毛穴をギュッと締めるために水をかぶるのが良いです。
冬は温めのお湯をかぶると皮膚が閉まると同時に肌が鍛えられます。

昔からお風呂を出るときに水をかぶると風邪を引かないとか、喘息にならないというのは皮膚が閉まって外邪を防ぐからです。

シャンプーの注意点

シャンプーはアレルゲンコントロールしたものを使いましょう。
もしアレルゲンコントロールしたものでもダメな場合は、パッチテストをして反応が出たもの以外のオリジナルのものを作ってもらいましょう。

保湿剤と薬湯

お風呂を出たら保湿剤を塗りますが、セラミドプロペロワセリン乳酸軟膏をおすすめします。
痒みがあるときは薬湯も良いでしょう。

冷え性の方は当帰ヨモギをいれた薬湯が良いでしょう。
夏は黄芩(おうごん)、地黄(じおう)、苦参(くじん)などを入れた薬湯が良いです。

循環風呂はよくない

循環風呂(追い焚き機能があるお風呂)に入っていて症状がひどくなったとよく聞きます。
原因はレジネオラ菌だといわれており、対策としては活性炭を買って蛇口のところに置いてみてください。

入浴時に痛みが強い時は、熱いお湯か温泉を当てると一時的に良くなりますのでそのあと保湿剤を塗っておきましょう。

肌を刺激しな弱い温泉がよい

厚ぼったくなった皮膚を剥がすときには、塩分の強い温泉や硫黄泉は良いですが基本的にはダメです。
通常は弱温泉、弱アルカリ泉、単純泉、トリウムやラドン泉などが肌を刺激しないしなめらかになるので良いです。