目薬を使う
さまざまな効果を持つ目薬で症状を改善しましょう。
ムチンの分泌を促す新薬登場
症状に合わせた対策を
涙不足や脂不足、ムチン不足と3つの原因があるドライアイですが、適切な治療を行えば視力を改善したり、不快症状を軽減することができます。
治療法の第一歩は、目薬。
涙と同じ塩分濃度の「人工涙液」や、涙の蒸発を防ぐ「ヒアルロン酸」など目薬が中心でしたが、近年はムチンの分泌を促す成分を配合し、涙のムラを整える新しいタイプの薬も登場しています。
自分にあった目薬を使うには、医師の診察を受け、適切な処方を受けるようにして下さい。
ドライアイに処方される目薬
- ジクアホソル・ジクアス
1日6回1ヶ月異常使用する。ムチンや水分の分泌を促し涙の異常を解消 - レバミピド
用法はジクアホソルと同様。角膜や結膜などの傷を修復する成分が含まれる。 - 人工涙液
涙と同じ塩分濃度の目薬。使いきりタイプなど、医師に処方されるものの他、市販品も多くある。 - ヒアルロン酸ナトリウム入り目薬
保水力が高く、涙の蒸発を防ぐ。含有量の多いものは医師の処方が必要。
涙点プラグ
涙の「排水口」をふせぐ。
簡単な施術で高い効果。角膜の傷を数日で修復
目薬の治療でも、なかなか改善されない場合は、「涙点プラグ」というシリコン製の線を涙の排出口である涙点に埋め込む治療が行われます。
0.6mm〜0.8mmほどの小さなプラグで涙の排出量を減らし、目の乾燥を防ぎます。
目薬による部分麻酔で処置時間は5分ほどです。
保険が適用され、費用は一箇所あたり3000円ほどです。
異物感があるときは取り外すことも可能です。
この治療をすることで、涙の流出が少なくなり、目の表面に涙がたっぷりと保持できるようになれば、ドライアイによってできた角膜の傷も数日で修復されることがわかっています。