こんな症状があったら、水いぼの可能性があります。
水いぼについて
1~5ミリくらいの表面がツルツルしたデキモノがある場合、水いぼの可能性が考えられます。水いぼは以下のような特徴があります。
- 陰のう、陰毛が生えている部位、肛門周辺にぶつぶつが存在すること
- ぶつぶつの大きさは1~5mmで、大きいいぼは中央がくぼんでいます
- ぶつぶつの表面はなめらかで光沢があること
- 痛みやかゆみは特に感じないこと
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水いぼは伝染性軟属腫ウイルスへの感染が原因の皮膚病で、主に子どもに多く見られます。感染は性行為だけでなく、タオルの共有などからも広がることがあります。潜伏期間は2週間から1ヶ月で、通常は自然に治癒しますが、感染を広げないためにも長引く場合は治療が必要です。
水いぼの診断は視診で行われ、治療法としてはピンセットでつまみ取るか、レーザーや液体窒素で除去する方法があります。
軟性下疳について
亀頭や亀頭のくびれの部分にコブができ、これが軟性下疳の可能性を示す兆候です。軟性下疳は以下の特徴があります。
- 亀頭やカリの周辺にコブが存在し、サイズは豆粒大で、コブがつぶれて化膿していることがある
- 化膿がひどくただれ、激痛が伴い、腐臭をともなった膿が出る
- 足の付け根のリンパ節が腫れている
軟性下疳は軟性下疳菌という細菌による性感染症で、感染部位や体液、血液にいる細菌が触れることで感染が広がります。潜伏期間は2~7日ほどで、激痛を伴うため感染拡大はあまりありませんが、軟性下疳の症状があるとHIV感染のリスクが高くなります。
軟性下疳の診断は視診と触診で行われ、治療は抗生物質によって行われます。
梅毒について
性器に小豆から指先大のしこりがある場合、梅毒の可能性が考えられます。梅毒には以下の特徴があります。
- しこりに軟骨のような硬さがあり、中心部が硬く盛り上がっている
- 足の付け根のリンパ節が腫れている
- 性器や肛門周辺に扁平状のイボがある
- 全身に赤い湿疹が現れ、小豆からえんどう豆大の赤茶色の盛り上がりがあること
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌による性感染症で、感染部位や体液、血液に存在する細菌が性行為を介して感染します。早期に治療すれば完治が可能ですが、放置すると末期に進行し、重大な合併症を引き起こすこともあります。
梅毒の診断は診察と血液検査で行われ、抗生物質による治療が行われます。
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性器にできる「ぶつぶつ」や「デキモノ」について、自己判断での治療は難しいことがわかります。病原体によって異なるため、正確な診断と治療は医師によって行われるべきです。性器にぶつぶつができた場合は、まずは病院やクリニックでの検査を受けることが重要です。対症療法を行う市販薬もありますが、これは症状の緩和に過ぎず、根本的な治療にはなりません。早期の診断と適切な治療が感染の広がりを防ぎ、健康を守るために重要です。